空間は空氣、空氣は命そのもの。その空氣をデザインすることが一番重要
室内空間の温度湿度は暮らしていく上でとても大切なことですが、それだけではありません。空氣質と空氣感をつくることを空氣デザインと考えています。
空間デザインは、単なるデザイン、設計を超えて、空氣そのものを創造すること
壁や天井、床の質だけでなく、空氣感までデザインすることで、唯一無二の空氣を生み出します

空氣デザインするということは
空氣をデザインするとは具体的にどういうことでしょうか?わたしたちはまずは目に見えない、数値で測れないところを意識しています。しかし、まずは五感で感じることも大事にしています。
①目で癒される空間「空氣感、壁や天井の質感にもやわらかさを感じさせる風合いに」
床にもやわらかさを。目でわかる空氣感を大事にしているのは人間の情報はほとんどが目からなんです。その目からの情報がどう感じるかで空間は大きく変わります。お住まいになられているお施主さんはどこか昔よりも和やかで優しさに満ち溢れています。何に囲まれて過ごすかの大切さを実感する日々です。
②香り漂うような空間・空氣「自然の匂い、ほわっとした香りが癒される」
昨今は香害という言葉があるほどニオイによって嫌な氣分になり、中には体調不良になる人までいます。わたしたちはいつのまにかニオイに鈍感になってしまっているのでは?というほどわからなくなってしまいました。一方で、心が和む空間というのは、やはり心地よい香りの空氣が流れていて、つまり人間は香によって感情も身体も左右されるということなのです。
③空氣の味がわかりますか?「美味しい空氣をつくる、それが空氣デザイン」
森林浴に行った時に、なんとも言えない新鮮な空氣、そんな時「空氣が美味しい」と思わず言ってしまった経験のある人もいることでしょう。空氣には味があるのです。わたしたちいきす空間健房は、それがわかるからこそ「プロ」だと思っています。
④音が良くなる空氣デザイン「音響とは音が響くと書きますね。」
建築学には音響設計という学問もあります。音が響く状況を測定したり、それに対しての建材の選定などにも役立てています。音の響きが良くなる空氣にするというのが空氣デザインです。
⑤思わず触りたくなる壁、床「目で見て触りたくなる空間も大事ですが」
実際に触った時の触り心地が本当に良いというのも重要です。空氣と触れ合う時、空氣の触り心地が良いっていいと思いませんか?
とぎすまし人間は案外五感が繋がっていることを忘れていますが、空氣デザインというのはその五感を研ぎ澄ませていくようなことも意識してデザインされます。
目で見えず、数値で現れない空氣感をお客さまとともに、デザインしています。


空氣をデザインする一部の場面
ずっと雨カッパを着て過ごしたいですか?呼吸する空間の大切さ


わたしたちの身体は皮ふで覆われています。子供の頃、雨の日に雨がっぱ来た事ある方は多いと思います。夏の日なんかは、帰ってきて雨がっぱを脱ぐと、爽快感というか氣持ちの良い感じを覚えています。
わたしたちが着る服は第二の皮ふなんです・・・

ではわたしたちが暮らす空間はどうでしょうか?
これはオーストリアのフンデルト・ヴァッサーという芸術家・建築家の提唱した言葉からの引用ですが、わたし自身は元々、師匠から学びました。
日本の建築は呼吸している
日本建築を顧みると、建材は呼吸していることがわかります。木造ですから木は呼吸しています。土壁は呼吸します。障子や襖もそうです。もちろん床や天井も木ですから呼吸しています。呼吸というと空氣を吸ったり吐いたりというイメージですが、空氣には水、つまり湿氣も吸ったりしてくれていて、空間は呼吸している、ということになります。
今の家の常識は「内氣汚染」があたりまえ
呼吸していない状態をイメージしてみてください。先ほどの皮ふの話です。湿氣もこもり、息苦しい状態が続きます。湿氣がこもるとカビが生えてきます。空間にカビの胞子が舞う空氣を吸い続けることになります。想像するだけで苦しいだけではなくてとても氣分が良さそうとは思えません。
さらに昨今は、シックハウス症候群と言われるように「病氣の家」つまり病氣になってしまう家っていうことですが、VOCガスが蔓延してしまう空間にならないようにと24時間換氣なる規則まで出てきています。

株式会社NURIKAETAI様より提供
呼吸していないだけで随分かけ離れた建築になってしまってはいませんかね・・・
呼吸しているということは、あなたの命そのものに影響を与えるものだと思いませんか?
毎日眠る部屋だから
朝、どんより氣分でスタート…その原因「家の常識の隠れた落とし穴」かも?
「しっかり寝たはずなのに、朝から頭が重い…」「なんだかボーッとして、一日がスッキリしない…」そんな経験、ありませんか?
実は見過ごせない問題があなたの寝室に潜んでいるかもしれません。それは、目には見えない空氣の汚れです。
もし、あなたの部屋の空氣がどんよりと重く感じたり、ほんのりカビ臭かったり、あるいは新品のベッドや布団からツンとする化学物質のような臭いがしたりするなら、それは危険信号かもしれません。長期間、そんな空間で過ごしていると、ただでさえ質の悪い睡眠をさらに悪化させ、睡眠障害はもちろんのこと、様々な病氣の温床になりかねないのです。汚れた空氣の中で眠ると、あなたの身体は無意識のうちに「これ以上、汚れた空氣を吸い込みたくない!」と抵抗し、呼吸を浅くしてしまうのです。すると、大切な酸素が肺に十分に行き渡らず、全身の血流が悪化。当然、脳への血流も滞り、朝の頭痛やボーッとした状態、そして寝ても取れない疲労感へと繋がってしまうのです。
私たちが普段生活する空間、中でも特に長い時間を過ごす寝室の空氣の質は、日々の活力、つまりあなたのライフワークに深刻な影響を与えると言っても過言ではありません。清々しい夏を迎えるためにも、子どもや家族の健康のためにも、今日からあなたのお家の空氣を見直してみませんか?

呼吸する空間づくりのために
壁と天井、床:宝石の塗り壁、宝樹
24時間365日絶え間なく頂いている「空氣」。重量比で考えると、毎日人間が摂取する80%が空氣です。わたしたちの身体と健康、心も影響を与える空間・空氣。どんな空間に住まうかであなたの健康、そして人生までもが大きく変わります。
お水:ウルトラファインバブル
毎日家事や食事、飲用、お風呂、洗車など、わたしたちの暮らしには絶対欠かせない「お水」。お水も空氣であり、空氣もお水です。そのお水に空氣のはたらきを取り戻すことにより、お水の質が変わり、暮らしが変わります。