いきす空間健房の古家(古民家)再生
「この家を、次へつなぐ。」
ふと見上げた柱と梁に、どこか懐かしい温もりを感じる。
懐かしくて、でもちょっと不便で。
それでも「残したい」と思えたのはこの家に、想い出や目には見えないけど感じる縁があるから。
家はひっそりと家族を孕んで、深い呼吸を繰り返している
昔ながらの木と土の力を活かし
この家に、これまでの時空間を大切にしながら、これからの時空間を設計していく。
「いくす」空間づくりを通して、壊して建て直すだけではなく
“息を吹き返す”ような再生を——。

古家(古民家)再生を考えている方へ
- 実家や祖父母の家を受け継ぎたい方へ
「壊すんじゃなく、活かしたい。」
子どものころの思い出がたくさん詰まった実家。古くなったけど、なんとなく壊すのはもったいない…。そんな気持ち、すごくわかります。
昔の家はいい素材で建てられていて、ちゃんと手を入れれば、今の暮らしにぴったりフィットするんです。家族の思い出はそのままに、暮らしやすい空間に生まれ変わらせてみませんか?
- 田舎暮らし・自然の中での生活をしたい方へ
「ゆったり、呼吸できる暮らしを。」
都会の生活も便利だけど、せわしなくて疲れてしまう。だからこそ、いい空氣や、土の感触がある場所で、のんびり暮らしたい。古家は、伝統と生きる知恵がたっぷり詰まった住まいです。空氣も、水も、火のある暮らしも、ほんとうの豊かさに気づかせてくれます。
- 古民家を店舗・宿に活用したい方へ
「この場所で、人が集まる未来をつくろう。」
「この建物、雰囲氣あるな」「ここでカフェできたら素敵かも」「宿泊ができるようにしたらおもしろいかも」「この場の氣持ちよさを知ってほしい」そんな直感から、たくさんのストーリーが始まっています。
古家だからこそできる空間づくりは、訪れた人の心をふっとほどく力があります。地域にひらかれた場所を、一緒につくってみませんか?
- 空き家を買って自分らしくリノベしたい方へ
「安く買って、自分らしく住む。」
築古物件、空き家バンク、補助金制度…。うまく活用すれば、コスパよく理想の暮らしが叶えられる時代です。
ただ、古民家は“味がある分、クセもある”。ちゃんと見極めて、しっかり手を入れることが大事。わたしたちはともに素材や造りを見極めて、「お金のかけどころ・抜きどころ」を一緒に考えていきます。

そもそも古民家再生とは
古民家再生とは、築50年以上の木造住宅など、時代を超えて残る建物を、現代の暮らしに合うようにリノベーション・改修することです。
古材や伝統的な工法を活かしながら、耐震性や断熱性などの住環境を整えることで、「古き良きもの」を大切にしつつ、快適に住み続けられる住まいへと再生します。

なぜ、古民家を再生するのか?
- 受け継がれた家族の歴史を、次の世代へ
古民家には、そこに住んできた人の思い出や歴史が刻まれています。
解体して建て替えるのではなく、活かせる部分を残して再生することで、大切な記憶やぬくもりを未来に引き継ぐことができます。
- 本物の素材と職人の技術が生きている
太い梁や柱、無垢の床や建具など、現代の住宅では手に入りにくい本物の素材が使われているのが古民家の魅力。
それらを活かしながら、今の技術で“住みやすく、美しく”仕立て直します。
- 空氣・水・火の質を整え、自然と調和した暮らしへ
伝統構法の家は、本来「自然と共に暮らす」知恵の塊。
現代の設備技術を組み合わせることで、空氣を整える塗り壁、水をきれいに保つ設計、火(料理)を楽しむキッチンなど、暮らしの根本的な心地よさを高めることができます。
古民家再生でできること
• 耐震補強・断熱改修で、安心して住める性能へ
• 間取りの見直しで、暮らしやすい動線に
• 自然素材による内装で、空氣の質を改善
• 水回りの刷新で、衛生面・快適性アップ
• 伝統の意匠を活かした空間演出(梁見せ、土間、縁側など)

古民家再生に関する よくある質問(FAQ)
Q1. 古民家って、どんな家のことを言うの?
A. 一般的には築50年以上の木造住宅で、伝統的な構法(在来工法・伝統工法)で建てられたものを指します。太い梁や土壁、縁側、土間などが特徴です。
Q2. 古民家って直せば住めるの?耐震性とか心配です…
A. はい、住めます。ただしそのままでは現代の基準に合っていないことも多いので、耐震・断熱・水回りなどをしっかり見直して再生する必要があります。わたしたちは、「見た目」だけでなく「性能」まで整えることを大切にしています。
Q3. すごく費用がかかるイメージがあるけど…
A. 新築よりは安い、とは一概に言えませんが、残せる素材や構造を活かす分、コストのメリハリはつけやすいです。ご予算に応じて段階的なリノベーション提案も可能です。一方で解体してわかることもあり、打合せが多くなるため、時間と決断ができるだけの体力は必要です。
Q4. どこまで自由に間取りや設備を変えられるの?
A. 多くの古民家では、柱と梁で建物を支えているため、壁の位置はある程度自由に変えられます。
水回りの移動も可能ですし、キッチンにスーパーラジエントヒーターを入れたいなどのご要望にもお応えできます。
Q5. 家全体じゃなく、部分的に直すこともできますか?
A. もちろんです。「お風呂だけ」「キッチンだけ」といったご相談もよくあります。
古民家の雰囲氣を損なわずに快適さをプラスする工夫を、私たちは得意としています。